スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

あの日もこんなでした

 激しい雷雨が上がって蝉がしきりに鳴いています。父の死で勉強しないと行く高校がないと知った私は初めて真剣に机に向かいました。天皇家の別荘がある葉山に続く地方道から民家1軒分だけ南に隔てた私の部屋は本当に静かでした。開業医の先生の診療所と一体になった古い民家に無料で住まわせていただき、その部屋もかつてお嬢様の部屋だったのです。生まれて初めて与えられた自分の部屋は、当時の庶民には信じられないほどの輝きに満ちていました。窓の外は隣家の庭先で、名は知りませんが大きな葉をつける樹木があって、秋にはその葉が地面に落ちる音が聞こえるくらい静かです。
 夏休みは快適な自室で勉強しました。エアコンは診察室にしかありませんが、なくても全然平気でした。湘南地方の夏は、最悪でもそんなに暑くはないのです。分かるまで、いくらでも納得のいくまで考え、整理し、覚えました。この中学3年間が、今の私を構成しました。あの日も机のすぐ前の窓を打つ雷雨も上がり、しきりに蝉が鳴いていましたっけ。
 自宅でいくらでも気の済むまで勉強する時間を、今年は夏休み中に計20日も確保しましたが、もう半分使ってしまいました。貴重な時間を無駄にしないよう、老骨にむち打って頑張ります。
 勉強の方法が分からず辛かったあの日に戻りたくはないけど、あの部屋には戻りたいですね。その建物は取り壊され,数軒の建売住宅になっていたのを確認して、少し驚きました。時は過ぎゆく!
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL

プロフィール

鈴木先生

Author:鈴木先生
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。